クラウドネイティブな銀行テクノロジー企業であるThought Machineは本日、シリーズD資金調達ラウンドを完了したことを発表しました。本ラウンドはシンガポールに拠点を置くグローバル投資会社Temasekが主導し、Intesa SanpaoloおよびMorgan Stanleyが参加しました。既存投資家からは、Eurazeo、ING、JPMorgan Chase、Lloyds Banking Group、SEBが引き続き出資を行っています。
Thought Machineの評価額は27億ドルとなり、シリーズCラウンド完了時から100%増加しました。今回の資金調達は2021年末に完了したシリーズCラウンドに続くものであり、同社の加速する成長軌道と、グローバル投資家からの継続的な関心の高さを示しています。
今回の調達資金は、ニューヨーク、シンガポール、オーストラリアでの好調な業績を基盤として、同社のグローバル展開計画を推進するために活用されます。Thought Machineは、ベトナム、タイ、インドネシア、フィリピンといった市場での成長を含め、アジア太平洋地域でのさらなる拡大計画を打ち出しています。また、オーストラリアでの事業拡大に向けてシドニーに新オフィスを開設したほか、ラテンアメリカ市場に対応するためマイアミにも新オフィスを開設予定です。さらに、調達した資金はテクノロジーへの継続的な投資にも充てられ、コアバンキングプラットフォームの機能拡張や新規製品ラインのイノベーションを推進します。
Thought Machineの初期投資家であり、本ラウンドにも参加したLloyds Banking Groupは、同社とのライセンス契約を2029年まで延長しました。この延長は、Lloyds Banking Groupが進める継続的なテクノロジー近代化プログラムの一環です。
Thought Machineは経営陣の強化を続けており、Bank of AmericaおよびFinastraで財務リーダーを務めたArnaud Attamianを最高財務責任者(CFO)に、SAPおよびBoxでセールスリーダーを務めたDana Barisanoを最高収益責任者(CRO)に任命しました。
Thought Machineのコアバンキングプラットフォーム「Vault Core」はクラウドネイティブに開発されており、コアシステムの刷新に取り組む大規模銀行から、新たな提案を市場に投入する小規模銀行やフィンテック企業までを支援する独自の地位を確立しています。Intesa Sanpaolo、Lloyds Banking Group、ING、SEB、Standard Charteredなど、世界中のTier 1銀行をこれほど多く顧客として獲得しているコアバンキングベンダーは他に存在しません。
Intesa Sanpaoloのマネージングディレクター兼CEOであるCarlo Messina氏は次のように述べています。 「私たちは、Intesa Sanpaoloの産業的なアップグレードにおいて戦略的パートナーであると考えるフィンテックのイノベーター、Thought Machineに約4,000万ポンドを投資します。彼らのクラウドベースのテクノロジーは、既存の銀行からデジタルチャレンジャーへと変革する当社の基盤であり、コアバンキング技術を向上させ、新しいデジタル銀行『Isybank』の礎となるものです。」
Thought Machineの創業者兼CEOであるPaul Taylor氏は次のように述べています。 「Temasek、Morgan Stanley、Intesa Sanpaoloを新たに迎え入れた今回の資金調達は、私たちの決意表明です。私たちはコアバンキングテクノロジーのリーダーとなることを目指しており、世界最大かつ最も成功している銀行に採用されています。この新たな資本を活用して拡大計画を加速させ、世界中のより多くのクライアントにサービスを提供するとともに、コアバンキングプラットフォームやその他の製品の機能を継続的に洗練させていきます。」









